Carl Zeiss Jena PANCOLAR 50mm f1.8というレンズについて
[6/26:タイトルを変更しました]
すっかりほったらかしてしまいました。
サークル活動がデットヒートを展開していたのと、学生ですので期末テストに追われていたらこんなことになっていました...(もともと筆まめでないというのも一因でしょうね)
また時間ができたので、少しづつ書きだそうと思います。
この数カ月間のあいだで、レンズを3本ほど調達しました。今日はその一本についてご紹介をば。
手元にあるレンズのラインナップをここで確認すると、
・PENTAX smc FA 31mm f1.8 Limited(AFレンズ)
・PENTAX smc FA 77mm f 1.9 LImited (AFレンズ)
・SIGMA APO 70-300mm f4-5.6(AFレンズ)
・TAMRON AF28-200mm f3.8-5.6[171D](AFレンズ)
の4本でした。このうち、最後の1本はどうしようもない場合の緊急用として、この数年は全く使ってません。
こうしてみてみると、31㍉と77㍉の間がちょっと空いているなぁと感じますね。
そこで、標準域の単焦点レンズを次に探してみようと考えたわけです。
この流れで行けば、Limitedシリーズ最後の一本、43㍉を選ぶのが順当なんですがいまは主に財布的な事情で残念ながら選べません。
そこで思い出したのは、K-M42のアダプターの存在です。
かつてM42マウントのレンズで遊んだ事があって、その名残でアダプターが我が家にはあるのです。
ということで、オールドレンズから50㍉を探すことにしてみました。安いですしね(ここがかなり重要)
で、探してきたのは
[Carl Zeiss Jena DDR MC PANCOLAR 50mm f1.8 Electric]
さぁやって来ました。世界のカールツァイス。現代レンズでは残念ながらKマウントから撤退してしまいましたが、M42マウント時代はたくさんのレンズがありますから、選び放題です。
このレンズの生い立ちは、ネットを探せば詳しく出てきますので、ここでは割愛します。
ちなみに、このレンズはドイツ・フランクフルトから直接我が家にやってきてます。つまり、産地直送とでもいいましょうか。値段はヤフオクで1万5千円ほどでした。
生産されていたのはいまから3、40年ほど前の事ですから、当然AFなんてものはありません。絞りもM42ネイティブではないので実絞りでの撮影になります。
ちなみに、今回のロケ地は会津は猪苗代湖の周辺です。てっきり涼しいものだと思ったのですが、あんまり東京と差はありませんでしたね。。。。
まずは温泉街を歩きます。もちろんボディはK-1を使用、WBはCTEでカスタムカラーはリバーサルフィルムです。おかげでトンデモなく濃い色が出ていますが、設定を考えるとこれでも若干控えめと言える気がします。
夏の定番コカ・コーラ。MFレンズに慣れていないおかげで、アシストがあるとはいえピント合わせには苦労します。
特に海外のレンズはピント合わせがしづらいようで、使った後にPENTAXのレンズを使うとそのピント合わせのしやすさに感動すら覚えます。
ちなみに、他メーカーをお使いの方はこれを見て色が被ってるじゃないか、とお思いかもしれませんが、CTEはそういうモードなのです。故障ではありません。
んなこと言ったって、味付けられたら分からんやんけ!!という方のために、コチラも。
このモードは完全にフラットです。WBもマルチパターンオートにして撮影しています。やはりこのレンズは、薄めの色合いのようですね。
しかし、30年以上前のレンズだというのに、ピントさえあってしまえば充分にシャープな絵を返してきます。恐るべしカールツァイスと言うところでしょうか。
若干後ろのボケ方がぐるぐる渦巻きになってしまうようですが、それもまた不思議な面白さ、ということなのでしょう。
2日間連れて歩いてみて、不便さはあるものの楽しいレンズであるなぁと思いました。
これがKマウントだったら、レンズ交換の時の手間も減って楽しいんですが、それは欲張り過ぎですね。
ということで、数カ月ぶりの更新はこの辺で終わろうと思います。
次回は2本目のレンズのお話をしようかと。
ほいでは
<使用したカメラ>
Carl Zeiss Jena MC pancolar 50mm f1.8 Electric