Carl Zeiss Ultron 50mm f1.8 というレンズについて
Ultronという名前について
Ultronの特徴
実写
続いては、近所の崖にはう蔦の様子です。ここでもやはりピント面のシャープさは突出していて、葉っぱの模様も余裕で確認できます。本当にオールドレンズなんでしょうか...ただ、被写界深度はかなり狭いようでカミソリとまでは行きませんが、そこそこ気を使いそうだなと、この時は思っていました。
今度は夜に持ち出してみました。点光源をつまんでみましたが、まぁ普通かなと。多少周辺がレモン型にはなっていますが。これくらいは現代レンズも大差ないので気になるほどではないですね。
とはいえ、さすがにこういう場面は苦手です。解像自体には何の問題もないんですが(実際、中心部に有る首都高の看板はしっかり見える)、派手に滲んでますね。夜景を撮る際には気を付けたほうが良いということでしょう。
逆光も激弱です。Carl ZeissといえばT*コーティングが有名ですが、このモデルには適用されていないのです 。流石にノンコーティングというわけではなさそうですが、そのへんは期待してはいけません。とは言え、フレアの形状もきれいなので、これはこれで活かせると良いかもしれません。
今回、大体200枚程度テスト撮影をこなしたわけですが、撮影後に画像を確認していると、通常よりもピントがしっかり狙ったところに来ているように思いました。
他のオールドレンズや、Kマウントのレンズをアダプターを介して使用する場合、EVFで拡大をしてからピントを追い込まなければならない場合がほとんどでした。しかし、このレンズの場合は大体ピーキングのみでピントが合わせられるのです。おそらく、ピント面から僅かに外れるだけで急激にボケていくこのレンズの特性が、フォーカスピーキングと相性が良いのかも?と思っています。
何れにせよ、買って大正解な一本でした。
ということで、今回はこのへんで。
いい加減K-1も修理したいところですね。(と言っておきながら、このレンズを買ったためにK-1の修理代が消えたという...)
ではでは