フィルム始めてました
お久しぶりでございます。
なんと2ヶ月を超え、3ヶ月も放置してしまいました。
もともと筆まめでないのが、大いに影響したものと思われます。
さて、3ヶ月間もあいだが空いておりましたけれども、一体何をしていたのかということなわけですが、
フィルムカメラで写真を撮っておりました。
僕のフォトライフでも一番と言っていいほど写真を撮っていたわけです。
しかしその一方で、どこか違和感も覚えていたのでした。
確かに、きれいに写ります。描写には不満はありません。
アストロトレーサーに少し調子の悪さを感じるものの、満足しています。
でも、写りすぎるのです。贅沢ですね。
自分のコントロールできる範疇を飛び越してしまった気すらするほどに、写ってしまうんです。
そんなことを、徐々に考えるようになりました。
そうなってくると、どうもモヤモヤして。写真を撮ることが億劫になってしまいました。
ただでさえ、なんとなく行き詰まっていた感があったので、カメラを手に取る機会はめっきり減っていたのです。
某家電量販店で懐かしいものを見つけたのは、そんなときのことでした。
”写ルンです”
誰でも使えて、しっかり写る。思えば、小学生の頃これを持って移動教室に行った記憶もあります。
何かを感じたんでしょう。僕はその場で購入していたのでした。
このカメラ、電池も要らないし、壊れる可能性もまずありません。
これは他のカメラには無いことです。
この特徴を活かして、今回は通学の時コートのポケットに必ず忍ばせるようにしてみました。
撮影は、すべてノーファインダーで。ファインダーは小さすぎて、覗くには縮こまらなきゃいけません。それをするのはなんだか窮屈なので、ノーファインダーを貫きました。
1週間位かけて27枚を撮り、現像にだして待つこと1週間(ちょっと長いのは量販店でお願いしたため)。
仕上がった写真たちは、暖かさを感じるものばかりでした。
うまい写真はありません。
でも、撮っている最中も、現像を待つ間も、楽しくて、楽しみで仕方がありませんでした。
欲していた、撮る楽しさの感覚がこんな形でもたらされようとは。
楽しくなった僕は、その勢いでフィルムカメラを手に入れ、この3ヶ月間日常でも、撮影でも、持ち歩くようになりました。
ということで、今後はフィルムの写真も楽しもうと思います。
<kodak Tri-X 400/Minolta CLE+Voigtlander NOKTON classic 40mm f1.4 S.C>