DFA 24-70mm f2.8というレンズについて
[6/26:タイトルを変更しました] Googleでも検索結果の上位にやってきていて、自分でも驚いています。すこしでもお役に立てたなら嬉しいです。
少しづつ晴れ間が出てくるようになりました。いよいよ秋ですね。期待が高まります。
ブログの更新が滞っていたのは、なにもサボりということではなくてパソコンが入退院を繰り返したからなのです。。。
その話はまたいづれ書こうと思います。
さて、このブログでは過去2回にわたって、新導入のレンズの話題を取り上げてきました。
一本目は オールドレンズ
二本目は 超広角レンズ
と、何れも手持ちのラインナップに無いものを調達してきました。
ところが、ここへ来てふと思ったのです。
「標準の、ズームが、無いね??」
そうなんです。ここまで揃えてきたのはすべて単焦点。このまま旅行など行こうものなら、レンズ交換に手間取って撮影する気がどっかへ行ってしまいます。(実話)
撮影するためにカメラを持っていっているのに、使わないというのは阿呆というものです。
ということで、標準レンズを調達することにしました。
現行のレンズラインナップで標準域を担うのは、
・HD PENTAX D FA 28-105mm f3.5-5.6 ED DC WR
・HD PENTAX D FA 24-70mm f2.8 ED SDM WR
の二本だけ。
サードパーティから見放され状態のペンタックスでは、フルフレーム対応標準ズームがたったのこれしか選択肢にないのです。もちろん、タムロンA09やシグマにもあるんですが、最もよく使うであろうレンズですから、今回はペンタックス純正であることが条件でした。
ただ、裏を返せば選択肢は二つ。
この二本にはそれぞれ良い点があって、ネットを歩けば色々出てきます。
値段と、軽さの28-105か
明るさと、広角の24-70か
さぁ、どうしようか。迷う僕の心のなかで、ある言葉が浮かびます。
”買う理由が、値段なら買うな
買わない理由が、値段なら買え”
いい言葉ですね。ということで、僕は
・HD PENTAX D FA 24-70mm f2.8 ED SDM WR
を選びました。(ビックカメラでけっこう値切れたのも決め手でした。)
ということで、今回のレビューはこのレンズです。
丁度、購入から一週間後、オーストラリアへ旅行することになっていたので、500ショット程撮影することができました。
まずは装着したその様子から。インナーズームではないので、ズームによって長さは変わります。
一方で、インナーフォーカスではあるので、ピントをあわせるのに全長は変化しません。
このコンビですが、実測値でその重さは1850g(実測)。リュック等に入れていても背中にはっきりと伝わってくるほどの重量感です。
さて、東京に住む者とって海外へのメインの玄関口は今も昔も成田空港です。
最近は羽田空港も国際化が進んでいますが、完全移行にはもうしばらくかかるのではと思っています。
そんな成田空港から、コチラの画像。
まず最初の驚きは、フリンジがほとんど無いこと。
多くの皆様にとっては普通に思われるかもしれませんが、FA Limitedシリーズをしばらく使っていた僕には(比較対象が特殊とはいえ)ここまで出ないものかと驚きが隠せません。
こちらは到着後の一枚。ヨットハーバーの方向を示しています。ピクトグラムが可愛いですね。
少し4隅が暗くなっています。絞りはf3.2です。
ちなみに、逆光にどこまで強いのかも試してみました。
HDコーティングになってこれまでより強化されているとは言え、この条件は流石に厳しいようです。
それでも、FA Limitedシリーズよりは全然耐えています。
続いてはテレ端側の写りを見てみましょう。
これだけ写れば、大体問題ないのではないでしょうか。
これを見ると、ペンタックスは緑の色の出し方がうまいなぁと思います。
ちなみに、簡易防水性能があるということで雨の中でも撮影してみました。高速シャッターだったので水滴が止まって見えていますね。
普通に雨の中20分ほど屋外で撮影していましたが、この後も異常をきたすことなく、難なく乗り切りました。
こういうときに防水性能があるとわかっていると安心できますね。
今回、計5日間K-1につけっぱなしにした結果、このレンズのポテンシャルに驚くことが多くありました。
その一方で、短所もわかってきました。
それは、やはり非常に大きく重いということ。
もう一本のレンズ(28−105mm)は、APS-C用のレンズと変わらない大きさと重さです。これは些細なことのようで結構大きく、前述の通りこのレンズとのコンビは背中に背負っていても、肩から下げていてもその存在は大きいものです。
旅行ならまだしも、日常で使う場面においては持ち出しを躊躇う事があるやもしれません。旅行ですらもなかなか一苦労する場面は有りました。
仮に僕が子連れだった場合には選択を誤った、と後悔していたかもしれません。
なので、その大きさと重さが許容できない場合には、もう一本のほうを選んだほうが良いかと思います。(尤も、子ども連れの場合には一眼レフを持っていく事自体諦める気もしますが)
それさえ乗り越えられれば(あとは資金さえあれば)、迷いなくこの一本でいいと思います。
ちょっと望遠が不足かなと思っても、その場はクロップで乗り切れますし(3600万画素はこういう場面でも強いですね)、SDMもなんだかんだスムースでスピードも安定しています。
一部ではタムロンのOEMであることを気にしてる方もいらっしゃるとは思いますが、案外気になりませんでした。曲がりなりにも純正として売られていますからそこまで気にすることも無いのではと思います。
今回はK-1の事実上のデビュー戦(購入何ヶ月目だって話なんですが)でもあったわけですが、改めてその性能に驚くばかりでした。しかし、それは同時に扱う側にもそれなりの技術を求めてくるわけで、
ピント、絞り、シャッタースピード
この辺を初心者に戻った気持ちでしっかりと撮影しないと、あとであっという間にボロが出てしまうことを思い知らされました。
そしてこのレンズは、K-1に見合うだけの能力を持ち合わせているがゆえに、尚の事それがバレやすくなっています。
しかし、安定した画質・性能と、防水性能。このレンズを買って正解だったなと思う旅行でした。
ということで、今回のレビューはここまでにしようと思います。
いい加減もう少し読みやすい文章を書きたいものです。
ほいでは〜
<今回使用したカメラ>
HD PENTAX D FA 24-70mm f2.8 ED SDM WR
SONY RX100M2
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