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北の国から

今日は冒頭から本題に入ります。

 

みなさん、美瑛って町をご存知ですか?北の国からのあのへんと言うと伝わる人が多いでしょうか?それとも、Macの壁紙にもなった青い池があるあたりといえばわかってもらえますか?

場所は、北海道。釧路市内から南下することざっくり2時間。僕はその町に丁度1年前の今頃、撮影のため降り立っていました。

 美瑛に限らず、北海道の自然は雄大です。本州とはスケールがおおよそ違います。どこまでも続くかと思われる大地、それを埋め尽くす雪、少し側道に入っただけでもうそこは完全な”野生”です。

僕は、そんな自然を目にしたくて足を運んだのでした。

 

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そんな素晴らしい美瑛の風景を象徴する一つが、丘の上にポツリと立つ木々たちです。

雪原にひっそりと、しかししっかりと根を張るその姿は、見るものを魅了し続けています。

 

しかし、それらの木々は何も冬の時期だけ植えられるわけではありません。

1年中そこにあるわけです。

それらの木々の多くは、所有者のある畑の真ん中に多く存在しています。

つまり、その畑の所有者の好意によって何年も保存され、また広く一般に公開されてきたのです。

 

それが

貴重なその木々のうちの一本が、

倒されたと聞きました。

所有者の方が重機で倒してしまったそうです。

 

理由はマナーの悪さ、です。

 

先ほども申し上げました通り、雪原に立つ木々の多くは個人の敷地内に存在しています。

むやみにその木々に近づく行為は不法侵入です。

加えて、木々の多くは畑の真ん中に存在していますから、むやみに近づく行為は畑を荒らすことと同義です。

 

僕が仲間たちと訪れた時は、ネイチャーガイドと一緒でした。

その時も、立ち入り禁止区域を無視して侵入する人が絶えず、農家の方々が困っているとは聞いていました。

あれから1年。状況は木の伐採という最悪の結果を迎えました。

 

倒されたのは「哲学の木」、もうこの世にその姿はありません。

他の木々の所有者たちも同じくマナーの悪さに悩まされているのでしょう。ほうぼうから伐採の危機という言葉が漏れ伝わって来ます。

中には樹齢100年とも言われる木もあるようです。

 

二度と取り返しの付かない状況になってしまいました。

 

写真を撮る時のマナーについて、よく考えてみませんか?